東京は憧れの街だったけど

インターネットもなかった時代、自己表現する場はなかった。

 

 

自分の書いた文章は、雑誌に掲載されるなどしなければ、誰にも知られることなく自分のなかで終わってしまう。

 

 

何か大きなことをやりたかった私は、東京への憧れがものすごく強かった。

 

 

企業も東京に本社が集中しているし、

 

雑誌に載っている服やバッグやアクセサリーは東京にあるものばかり。

 

文化の発信地は常に東京であり、

 

何をするにも東京でないと成功しないような当時はそんな感じだった。

 

 

だから何か大きなことをしたいと思う人は実際に東京へ行った。

 

 

 

私も行きたい!

行くには大学受験して合格すればいいんだ。

 

 

しかし、どこの大学でも東京へ行かせてやるよなんて親は言わない。

 

 

「理系なら関西しかだめ。学費が高いから。

 

文系なら早稲田だったら東京へ行かせてやる」

 

無理なことを言う親である。

 

 

そして理系だった私は文系でもどちらも行けるように勉強した。

 

 

 

早稲田は教育学部を受けた。

 

 

結果は不合格。

 

東京の大学はレベルが高すぎる。

 

 

 

あれから時は流れ、東京勤務も実現した。

 

 

勤務していたビルが、菅野美穂主演のドラマで使われて、さすが東京だなと思った。

 

 

あっ!あそこに芸能人がいるぞ!ってのも経験し、関西人ならうわーっと追いかけるのが、東京人は見て見ぬ振り。当たり前といった様子であった。

 

 

で、最終的にあんなに憧れていた街だったけど、今では「たまに刺激を受けるにはいい街」と思うようになった。

 

 

インターネットで誰もがどこにいても活躍できる時代となった。

 

 

極端に人混みが嫌いな私は、朝の尋常じゃない東京の通勤ラッシュに嫌気がさし、今では関西に住んでいてよかったと思う。

 

 

今はライターの仕事はしていないけれど、こうして文章を発信できているのがとても幸せである。

 

 

今はいい時代だな。

 

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